今回は、シズル撮影の一コマをご紹介します。撮影したのは、ポッカサッポロ様の人気商品「じっくりコトコトこんがりパン」シリーズ。私自身も大好きなこのスープの美味しさを、最大限に引き出すための撮影に挑みました。
食品パッケージの顔となるビジュアルにおいて、シズル感の演出は非常に重要です。湯気の立ち上るスープの温かみ、具材の豊かさ、そして食欲をそそる質感をリアルに表現することで、見る人に「食べたい、飲みたい!」と感じてもらえるように仕上げていきます。
撮影現場では、デザイナー、カメラマン、フードスタイリスト、そしてレタッチャーが密に連携し、細部にこだわりながら進行します。スプーンや器は数十種類の中から選定し、試し撮りをしながら最も魅力的に映る組み合わせを決定。パンの積み方、スープの流れ、具材の配置など、すべてが計算され尽くした上で形作られていきます。
特にこだわったのは、パンの質感や増量感(通常品に比べてパンが2倍)の演出、そしてスープのとろみやコクがしっかり伝わる表現です。シズル撮影では、食品の「今まさに食べごろ」と感じさせる一瞬を捉えることが求められます。そのため、ライティングやカメラアングル、レタッチ処理に至るまで、細かく調整を重ねながら撮影を進めました。
現場にはクライアント様のデザイナーも立ち会い、意見を交換しながらより良いビジュアルを追求。終始、活気ある雰囲気の中で、チーム一丸となって理想の一枚を作り上げることができました。
「じっくりコトコトこんがりパン」の濃厚な美味しさと食べごたえが、パッケージを通して皆様に伝わるように制作しました。
これからも食品パッケージのシズル感を追求していきます。ぜひ、ご相談ください!!